京都の奥座敷、洛北に位置するROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts。そこには都会の喧騒から離れた極上のリラックス空間が広がっていました。
日本を代表する観光地・京都。旅行する際は、寺社仏閣や繁華街へのアクセスを考えて市街地のホテルを選ぶことも多いのではないでしょうか。筆者もその一人で、これまでは京都駅や四条河原町・東山に宿をとっていました。今回宿泊したROKU KYOTOは京都市でも北に位置しており、駅からのアクセスもいまいち。しかし、絶対にまた泊まりたいと思えるホテルでした。
アジア初!LXRのROKU KYOTO
ROKU KYOTOの正式名称はROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts。世界118カ国にホテルを展開するホテルグループ「ヒルトン」のラグジュアリーコレクションブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ(以下、LXR)」として、アジア太平洋地域に初めて進出したホテルです。2021年9月にオープンしました。
LXRの特徴の一つが、その土地の良さを体験できること。ROKU KYOTOが位置する地域は琳派発祥の地と言われ、古くから芸術家たちに愛された場所です。館内には新進気鋭の芸術家の作品などが展示されています。
客室|デラックスルーム
レセプションではなくティーハウスと呼ばれる建物でチェックイン。ティーハウスは、その名の通りお茶が飲める施設で、チェックイン時以外も営業時間内であれば自由に利用可能です。(無料)
数種類あるお茶はROKU KYOTOのオリジナルブレンド。どれも美味しかったので旅の土産に購入したかったのですが、販売はしていないとの事。是非ティーハウスで楽しんでください。(客室には京都の名店「椿堂」のオリジナルティーがあり、こちらはレセプションで販売されています)
ルームキーは木製で、ケースは花札の「芒に月」がモチーフになっています。ROKU KYOTOは「芒に月」の山・鷹ヶ峰の麓にあり、部屋からも眺めを楽しむことができます。
今回宿泊したのは3階の「デラックス」。初めての宿泊だったので、景色が楽しめる部屋にしました。
扉を開けると目の前に広がる鷹ヶ峰。新緑が鮮やかです。
客室は50㎡。広々とした部屋はシンプルなデザインで、大きな窓と相まって風景の中に溶け込んでいるような感覚になります。
浴槽は大人が3人くらい入れるのではと思うくらい広々としており、ベッドルーム側が窓になっているので、お風呂に浸かりながら景色を楽しむことができます。バスアメニティーはローズマリーとサルビアの香り。爽やかさを感じます。ドライヤーは高級ホテルではお馴染みのレプロナイザーの4D Plus。
バスロープは、表はさらっと、中は起毛生地になっていて、高級感抜群。毛布のような肌触りで、このまま横になるとうっかり寝てしまいそう。パジャマも柔らかい生地で寝心地が良かったです。気に入ったので購入したのですが、開けてびっくり、ポリエステル100%!素材に不満があるわけではなく、コットンと勘違いするほどの肌触りだったので驚きました。実際自宅洗っても同じように柔らかく仕上がるので愛用しています。
絶対行くべき!冬でも温泉が楽しめるサーマルプール
宿泊者なら無料で利用できるサーマルプール。一見するとおしゃれな野外プールですが、侮るなかれ。実は天然温泉を使用しているんです。そのため冬も快適に利用でき、心地良い暖かさと山の静けさが日常の緊張を解きほぐします。サウナも併設されており、有料ドリンクの販売もありました。
プールサイドには4つの部屋があります。
詳しくは下記記事をチェック!
TENJINで朝食を
朝食は、ROKU KYOTO唯一のレストラン・TENJINでいただきます。ハーフビュッフェスタイルで、メインを選んだら、いざビュッフェ台へ!同じクラスのホテルと比較すると、品数は少なく感じましたが、その分、それぞれのクオリティーが高かったです。
テラスに近い席からは小川と新緑が楽しめました。楓の木がたくさん生えていたので、紅葉の季節は一段と素敵な景色になると思います。客室棟側の席からは水盤が見えており、落ち着いた雰囲気でした。
料金:5,692円(税・サービス料込)~
場所:TENJIN
あえて観光地に行かないという選択を
ROKU KYOTOのアクセスはお世辞にも良いとはいえず、数日間の滞在で観光地を巡るような旅ではなく、都会の喧騒から離れてリラックスしたい方向けのホテルと言えるでしょう。これまでとは違った京都の楽しみ方として、ホテル内アクティビティと近隣施設を紹介します。
⚫︎ホテル内アクティビティ
先述の通り、芸術にゆかりがある場所ということで、ROKU KYOTOでは芸術・文化・自然に触れる複数の体験プログラムが提供されています。今回は「ROKU KYOTOオリジナル京からかみポストカード摺り体験」をしてきました。
唐紙は1300年以上前、上流貴族が和歌や詩を読むために使用されておりました。遣唐使の時代に日本に伝来し、京都では京からかみとして親しまれています。客室や廊下の装飾にも京からかみが使用されており、プリントではなく手刷りだそうです。体験プログラムでは、ROKU KYOTOオリジナル唐紙文様や京都の伝統的な唐紙文様の版木を用いて、ポストカードを作成しました。
金継ぎ、湯葉引き、茶道など、京都ならではのアクティビティーが多数用意されているので、公式HPをチェックしてみてください!
【ROKU KYOTO 公式HP】
https://www.rokukyoto.com/activity/
⚫︎しょうざんリゾート 日本庭園散策
ROKU KYOTOから徒歩圏内にあるしょうざんリゾートと提携しているため、ROKU KYOTOのルームキーを提示すると、しょうざんリゾート内の日本庭園を見学することができます。この地域特有で、ROKU KYOTOのロゴマークにもなっている北台杉や苔を楽しむことができ、私が訪ねた際には梅の花が綺麗に咲いていました。
ショップには京都ゆかりの商品が販売されているので、お土産にも困りません!私は松野醤油の醤油を購入しました。文化二年創業の老舗で、本店はROKU KYOTOと同じ北区にあります。
【松野醤油 公式オンラインショップ】
https://matsunoshouyu-onlinestore.com/
スイートルーム
ROKU KYOTOには、2部屋しかない贅沢なスイートルームがあります。キングとツインでそれぞれ1室ずつで、100㎡もある極上のリラックス空間です。詳しくは別の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてください!
ホテル概要
ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
住所:〒603-8451 京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1
TEL:075-320-0111
FAX:075-320-0112
公式HP:https://www.rokukyoto.com/
※最寄り駅は地下鉄烏丸線 北大路駅。北大路駅からタクシーに乗って10分ほどで到着します。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
今回宿泊したROKU KYOTOは、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下:ヒルトンアメックス)を利用してお得に宿泊できました!
ヒルトンアメックスには2種類あり、通常盤(年会費:16,500 円(税込))とプレミア(年会費:66,000円(税込))があります。ヒルトン系列(LXR、コンラッド、ヒルトン、ダブルツリー)でポイントが沢山たまり、ポイントで無料宿泊も可能です。その他、日本中のヒルトン系列の宿泊費が25%オフになる、HPCJに実質無料で入れたり、ヒルトンオーナーズのステータスのゴールドが自動で付与されるなど至れり尽せりです!
また、このヒルトンアメックスは、2年目の更新時に利用額に応じて、無料宿泊券がもらえます。ROKU KYOTOはもちろん、日本国内のヒルトン系列だけでなく世界中のヒルトン系列で利用可能です。
季節によって変わるROKU KYOTO
今回の記事では、3月の冬〜春の間にかけての撮影でした。
ROKU KYOTOは、初夏〜秋前の新緑シーズン、秋〜冬前までの紅葉シーズン、そして冬〜春前のホリデーシーズンのそれぞれで、異なる滞在を体験させてくれます。
スイート編では、5月に撮影をしており、新緑の季節を…
下記、記事では、11月上旬に撮影した、秋の様子をレポートしています!
是非チェックしてみてください!